2010年07月30日

戦争の体験を伝える(高宮小学校平和学習)



美里町足坂の高宮小学校で、毎年8月上旬に平和学習が行われます。
太平洋戦争の経験を子どもたちに聞かせ、戦争の悲惨さ、平和の大切さを学びます。
今年の平和学習は、美里町南長野在住の平田雅代さんが、
自身の、終戦後の満州からの引き揚げ体験を語ります。

上の画像は、当日使用する資料です。
右の絵は、ご自身が描かれた絵手紙を、学習会用にA2サイズに拡大したものです。

戦時中、開拓団関係の事務をしていたお父さん(美里町五百野出身)と一緒に
家族は満州に住んでいました。
雅代さんが幼稚園に入園した年に、日本は敗戦、
家族は、港のある大連をめざして列車と徒歩で移動しました。
お父さんは、子どもたちにそれぞれリュックサックを背負わせ、
服には名前を貼り付けました。

父親とはぐれていたら、自分たちは孤児になっていたかもしれない、
「つらい、歩きたくない」とわがままを言って立ち止まったら、
日本に帰れなくなっていたかもしれない、
生きて日本に帰ってこられたのは、本当に幸運だったと思う、
ということを子どもたちに聞かせたい、ということでした。

今年の高宮小学校の平和学習は、
8月6日(金)午前9時頃から10時30分ごろまで、
※学年によって内容は異なります。

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この記事へのコメント
子どもたちの祖父母でさえ、戦後生まれが多くなっている現在、
実際に戦争を経験された方の生の声を聞けるということは、
子どもたちにとって大変貴重な体験だと思います。
私もお話を聞いてみたいです。
子どもたちが帰ってきたら、感想を聞いてみます。
Posted by ぱお at 2010年07月30日 10:32
ご訪問ありがとうございました。
確かに、あと20年も経つと、
体験者から直接聞くことは、ほとんど不可能になるでしょうね。
だからこそ、
私たちの世代が体験者から聞いた話を、
しっかりと次の世代に伝えていかなければなりません。

私の家に、
戦時中の、私の父と祖母、叔母の3人を撮った写真が残っていて、
それは何かと言うと、伯父(父の兄)が戦死したため、
役場の人が
「名誉戦死者之家」という記念写真を撮っていったものなのだそうです。
祖母は黒い羽織を着て、怖い顔つきで座っており、
中学生くらいの父と、幼い叔母が両脇に立っていました。
この写真は、祖母の遺影にするために
父が持ち出してしまって行方不明になってしまいましたが、
あの写真の悲しい雰囲気は決して忘れることはありません。

そのような断片的な記憶のひとつでも、ふたつでも
次の世代に伝えていきたいと思います。
Posted by リュウジリュウジ at 2010年07月30日 13:12
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